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システム概要

加圧ポンプや井戸ポンプで給水している建物の場合、停電したり加圧ポンプが故障したりすると水が出なくなります。
 

非常時給水システムは受水槽(または井戸)から建物内の蛇口・トイレに給水するための「加圧ポンプ」の前後に
「バイパス」を設け、➀非常時用電源と②非常時用ポンプによって給水を維持するシステムです(特許第6485893号)。

感染症予防・拡散抑止のため「うがい・手洗い」が大切です。
非常時給水システムは停電・断水時でも普段通り蛇口から水が出る 
ため、うがい・手洗いを支障なく行うことができます。

システム概要図0425.jpg

【特長】

1.設備投資が安価       必要最小限の機能・能力に限定したシステムのため、設備投資が安価です。
                              【例:蛇口+トイレ10個の場合で約70万円】
                               
注:既存設備の状況や配管の長さ等により若干増減します。

2.操作が簡単     個々の物件ごとに適切なマニュアルを写真付で納品。
           女性や年配の方でも簡単に操作できます。

3.長時間運転可能   1週間以上の連続運転可能。
           長期間の断水でも安心です。

4.短い工期      工事は1~2日

                               注:別途事前に所轄との打ち合わせが必要です。

【用途】受水槽または井戸を備えており、多くの方を収容する建物に適しています。
1.公民館・集会所
2.病院
3.学校
4.商業施設
5.高齢者施設・障がい者施設
6.避難所

 


【仮設トイレ・簡易トイレについて】
現在、各自治体などでは災害時には「仮設トイレ」または「簡易トイレ」を使用することを推奨しています。

 

仮設トイレの場合・・・
1.災害発生直後に避難所に仮設トイレが設置されることはまずありません。早くても数時間後、
   
遅いと2~3日後になることもあります。
2.仮設トイレは「汲み取り式」です。避難所に設置されたトイレは
2日もすれば満タンになります。
   災害時、仮設トイレの汲み取りがスムーズに行われることはまずありません。
3.仮設トイレは便器の下にタンクを備えており、
「段差」があります。高齢者には非常に使い辛いものです。
4.仮設トイレの多くは
「和便器」です。お子様は使い方がわからない方も多くいらっしゃいます。
5.一番の問題は
「衛生上良くない」ことです。

簡易トイレの場合・・・・
1.使用する
都度排泄物の処理(排泄物を薬剤で固める・袋を取り換えるなど)しなければなりません。
2.排泄物を
保管する場所が必要です。
3.簡易トイレを使用する
「場所」を確保しなければなりません。
4.高齢者など介助が必要な方には非常に
使い辛いものです。


実際に避難されたことがある方ならお分かりでしょう。
仮設トイレや簡易トイレを使うことには多くの方がためらいます。そして、これらをできるだけ使わないように
するために避難所で「飲み水の摂取を控えた」という方が全体の
3割いらっしゃるという結果も出ています。
避難所に避難された方が一番不満・ストレスを感じるのは、
プライバシーの確保の問題とトイレの問題なのです。

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