​お客様の声

石本和夫(株式会社システム空調 代表取締役)

本日は貴重なお時間をありがとうございます。2019年9月の台風15号においては、多くの地域が被災しました。サングリーンやさと様におかれましても、大変な事態であったかと思われます。その時の状況をお聞かせください。

三宅様(サングリーンやさと総務課長)

​私どもの施設は入居者80名。それにデイサービスでの来館者、職員を合わせると
常時百名を超える人を抱えています。当施設周辺は送電面において市街地から離れた場所であるためか、毎年1~2回程度の頻度で長時間の停電が発生しています。こうしたこともあって、台風15号襲来時には停電することはある程度予想していました。そして、予想通り
停電。しかもこの辺り一帯は丸2日間復旧しませんでした。

石本

丸2日も停電?入居者の方、スタッフの方は大変ご苦労なさったでしょう。

三宅様
私どもの施設は受水槽を備えています。停電になれば加圧ポンプが停止して施設内
に水が供給できなくなります。非常時給水システムを導入する以前は、停電に伴って水が出なくなると、職員が受水槽の蓋を開けバケツで水を汲みだしてリレーで館内のトイレや流しまで水を運んでいました。百名以上が使う水を人力で運ぶ訳ですから、職員の負担は相当なものでした。

石本
受水槽の弱点は断水しなくても停電すれば水が供給できなくなるところにありますね。

三宅様

停電への備えとしては、ガソリンの非常用発電機と乾電池類、非常用照明、懐中電灯などを備蓄しています。また災害発生時には「誰が何をどう対応するか」もマニュアル化しています。併せて定期的に災害時への対応を職員に訓練していたため、特に入居者や職員が混乱するということはありませんでした。

石本
日頃の備えの賜物ですね。それにしても丸2日間停電だと入居者様への影響はありませんでしたか?

三宅様
停電が長時間におよんだことで、実際には石岡市からは避難勧告が出ていました。
しかし避難先でも水は不自由します。トイレは仮設トイレか簡易トイレです。私たちは高齢者は避難することが返って負担になると判断し、避難せずに施設内にとどまることを選択しました。以前は停電に加えて断水への対応までしなければなりませんでしたが、今回はそれがなくなったため、職員の負荷が大幅に軽減されたこともそう判断した理由です。お陰様で今回入居者・スタッフ含め1名も体調不良者を出すことなくこの非常事態を乗り切ることができました。

 

 

石本
適切な判断の結果ですね。非常時給水システムがお役に立ったようで何よりです。

 

三宅様
今回非常時給水システムを導入したことで、停電しても水が使える。断水時の職員の負担が増えないということが大きな安心感に繋がりました。まさか既設に後付けで設置してもらったシステムがこんなに早く生きるとは思いもしませんでした(笑)

災害時の不便さは経験した人しか分からない・・・

三宅様
過去東日本大震災時には、大元の水道局自体が被災してしまい、給水がストップしてしまいました。この時は何キロか離れた所に井戸がある住居があり、そこからタンクに水を分けてもらって自動車で運びました。しかしこの時は地域一帯ガソリンの供給が滞ってしまい、自動車の燃料が尽きてしまったため水の確保に大変苦労しました。

 

石本
あの時はわれわれもガソリンを確保するのに何時間も並びました。そして震災以降、各自治体や企業などで様々な災害対策を講じるようになりましたね。

三宅様
この震災以降、多くの自治体や様々な施設ではこうした災害時に備えて飲料水や食料、更に生活必需品を備蓄するようになりました。電気は非常用の発電機で必要最小限の電力を確保することができます。でも、飲み水以外の水の確保は困難です。手や顔を洗ったり、極力節約したとしても洗い物や洗濯、清掃にも水は必要です。おおよそ今の防災施設やガイドラインは「生活用水」に対する考えが不足していると感じざるを得ません。

 

石本
同感です。手を洗う代わりにウェットティッシュ、歯磨きの代わりに液体歯磨き、
そしてトイレは仮設トイレか簡易トイレ。「非常時・災害時だから仕方ない」と言われればそこまでですが、本当にそれでいいのでしょうか?実際に避難所に避難された方の少なくとも3割は、仮設トイレを使わないように飲み水を控えたという報告があります。それによって多くの方が熱中症やエコノミー症候群で病院に運ばれているのです。

 われわれ建設業に従事する者は仮設トイレに慣れていますが、そうでない方、特に女性や小さな お子様、高齢者には仮設トイレや簡易トイレを使うのは抵抗があるし困難だと思います。

 

 

三宅様
トイレに関しては、仮設トイレは下にタンクを備えているため段差があります。
高齢者にはこの段差が大きな負担です。殆どの仮設トイレには手すりが十分に備わっていません。高齢者や障がい者はわれわれが考えるほど容易に仮設トイレを使うことはできません。大人数で使えばすぐに排泄物でタンクがいっぱいになります。災害時に仮設トイレの汲み取りがスムーズに行われることはまずありません。普段使い慣れていない簡易トイレも高齢者には大きな負担です。また排泄物の保管など衛生上の問題もあります。今は災害時に備えて「仮設トイレ」か「簡易トイレ」が世間の常識的な考え方となっています。でもこれらがどれだけ不便か、どれだけ問題を抱えているかは実際に経験された方の声に耳を傾ければ火を見るよりも明らかです。

 

石本
災害が起こらないに越したことはありませんが、近年は毎年のように日本のどこかで地震や風水害による被害が発生しています。わずかな設備投資でいざという時に必ず役に立つこのシステムの普及に努めてまいります。

 

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